mouse on the keys ‘tres’ (2018)

mouse on the keys 'tres' (2018)
・album information / アルバム情報
Artist / mouse on the keys
Title / tres
Release / 2018/5/23
Label / Topshelf Records

・sound / 音源

・review / レビュー
mouse on the keysの「tres」は3ピースという枠を大きく壊し、他のアーティストとのコラボレーションを中心としたサードアルバム。個人的にはこがすごく良く、音楽的な飛躍に繋がっていると感じた。他者と交わることで、mouse on the keysの音楽性が大きく拡張され、新たな境地を拓いている。

1曲目のClarityではアイルランドのコーラスグループM’ANAMとコラボレーションしていて、楽曲に聖歌という新たなエッセンスが加わり非常に斬新だ。

女性ヴォーカリストDominique Fils-Aimeを招いた3曲目Stars Down、そして6曲目Pulseは、ポストロックとR&Bが混じった実は新しい音楽のように聴こえる。女性ヴォーカリストを招いたからといってmouse on the keysは日和らない。しっとりした歌声に対し、硬質でストイックなトラックが気持ちいい。こんなR&Bの形も良いだろう。

4曲目、Timeはmouse on the keysらしさが全開の中、CHONのギタリストMario Camarenaがガチンコで参戦。考る限り最高のギターソロではないだろうか。正直これまでギターソロに熱くなることなんてなかったけれど、これはかっこいい。個人的なハイライトの一つだ。最後の曲であるShapeless ManにはLa DisputeというポストハードコアバンドのヴォーカリストのJordan Dreyer が参加。ポエトリーリーディングなのだが、楽曲の出来と相まって、とてもかっこいい。

一方ゲストのいない楽曲から感じるのは、コラボによって一層浮かび上がったmouse on the keysの絶対的な個性だ。何より好ましく思うのは、チャレンジングなアプローチと攻めの姿勢。その上で音楽的な完成度が極めて高いというのが、本作の魅力であるように思う。

なお、8曲目のThe Prophecyは2017年に開催された国立新美術館開催 10 周年「安藤忠雄展 」に提供された楽曲のtres版であり、9曲目のDark Lightsは2017年の「Out of Body」というEPの曲のtres版となっている。(こちらも曲が進むにつれ、熱く盛り上がっていく構成になっていてかっこいい。)

・参加アーティストリンク
M’ANAM
Dominique Fils-Aime
CHON
La Dispute

・track / トラック
01. Clarity (feat. M’ANAM)
02. One Hundred Twenty
03. Stars Down (feat. Dominique Fils-Aime)
04. Time (feat. Mario Camarena of CHON)
05. Phases
06. Pulse (feat. Dominique Fils-Aime)
07. Golconda
08. The Prophecy (tres version)
09. Dark Lights (tres version)
10. Shapeless Man (feat. Jordan Dreyer of La Dispute)

・video / ビデオ

Posted In

1 Comment

コメントは受け付けていません。