伊場仙の扇子

20191009 伊場仙 扇子 03
伊場仙 http://www.ibasen.co.jp
妻が誕生日だからと言って、プレゼントしてくれた扇子。もらったのは、もう何年も前のことになるが、今年が一番活躍している。

職場で仰いでいるといろんな人に声をかけられる。珍しいからだろうか。でも使い捨ての団扇を使うよりどこか豊かな気持ちになれるのはどうしてだろう。プラスチックではなく木という素材がそんな気にさせるのかもしれない。その存在感含めて心地よい。

20191009 伊場仙 扇子 02

ひらひらと仰ぐ私にある人がこう言った。

「扇子の風って柔らかくて気持ちいいですよね。」

言われて気づいた。存在感だけでなく風も心地よい。どうやら妻にとてもいいプレゼントをもらったようだ。時間が経って、その価値に気づいた。

イサム・ノグチ / akari

イサム・ノグチ / akari

イサム・ノグチ akari.jpg

イサム・ノグチ / akariについて

いつか欲しいと思ってた。10年越しに購入。感無量なわたしに降り注いだのは、柔らかな光だ。この照明に最も敏感な反応を示したのは、2歳になる娘だ。わたしの部屋に来て、このakariを眺め、嬉しそうに「きれい」と言った。こんなこと初めてだった。

イサム・ノグチ akari 02

存在感はある。でも己の存在を強烈に主張する存在感とは異なる。穏やかな存在の仕方。お陰でわたしの仕事部屋がちょっと特別な空間になった。

娘はきれいだねぇといいながら、触りたいと言う。わたしは抱っこして、触らせてあげる。娘の顔に笑顔が広がる。

もはやこの照明はわたしにとって幸福の象徴だ。

Braun Alarm Clock / ブラウンアラーム時計

Braun Alarm Clock / ブラウンアラーム時計について

Braun Alarm Clock / ブラウンアラーム時計について

非常にコンパクトでかわいい時計だと思う。ウチはこの時計で暮らしている。私たちの生活にすっと溶け込む。馴染む。ひっそりとでも確かに佇む。不思議な存在感をこの小ぶりな時計は持っていて、もう随分長い間つかっている。

Braun / ブラウンのコンセプト

「Les, but better.=より少なく、しかしより良く」

link / リンク

a.Braun
Braun Alarm Clock 02

b.Ten principles to good design by Dieter Rams

c.グッド・デザインの 10の原則 by ディーター・ラムス

Braun Alarm Clock / ブラウンアラーム時計

a.アイテム:Alarm Clock / アラーム時計
b.メーカー:BRAUN / ブラウン

vase / 花瓶

vase / 花瓶

 

vase / 花瓶とわたし

花瓶 01
花が好きで毎月一種類だけ、定期的に花を購入している。だからわたしには花瓶がどうしても必要で、長年この花瓶を使っている。いつ、どこで買ったかはもう忘れてしまったがこの2つで困ったことはない。付き合いが長い分、気に入ってしまって割らないように大切に使い続けていきたい、そう思っている花瓶だ。

Polaroid Camera / ポラロイドカメラ

Polaroid Camera / ポラロイドカメラ

Polaroid Camera / ポラロイドカメラとわたし

わたしはカメラで写真を撮ることが好きなのだが、きっかけはなんだろうと記憶をたどっていくとこのポラロイドカメラにたどり着く。このカメラは、わたしが高校生の時に姉がくれた。そして、まだ使っている。

一体何が、どんなきっかけで、人生に大きな影響を及ぼすか、想像がつかない。20代の頃はフリーマーケットをよくやっていたのだが、いくらで1枚撮影します、なんて商売していたことを思い出す。

Polaroid Camera : ポラロイドカメラ 02

ポラロイドカメラのフィルム

カラーと白黒をそれぞれ持っていて、その時の雰囲気で選んでる。
Polaroid Camera : ポラロイドカメラ 03

ポラロイドカメラのファイル

ちょうどいいサイズのものが、無印良品にあったので、使用している。
Polaroid Camera : ポラロイドカメラ 04

こんな形で。
Polaroid Camera : ポラロイドカメラ 05
 

link / リンク

2-3.関連リンク

a.Polaroid Camera
Polaroid Camera website

絵/ Laura Jordan (Delicate Mayhem)

Laura Jordan (Delicate Mayhem)

Laura Jordan (Delicate Mayhem)とわたしについて

絵: Laura Jordan (Delicate Mayhem) 02
2010年か2011年の頃、Brick Laneへ行ったときに偶然見つけたアーティスト。山ほどある雑貨屋をはじめとするショップの中で、わたしは出会ってしまった。

解体と再構築。しかしそれらはどこか透明感のある、「優美な破壊行為」であった。白いキャンバスの上の、最も美しい方法で、ロンドンを壊していた。

わたしが生まれて初めて買った絵だ。何よりロンドンに住んでいた頃の良き思い出を象徴する絵として、一生大事にして過ごすだろう。

驚いたことに、わたしが当時住んでいたフラットからアトリエは近いことを、帰国後に知った。惜しいことをしたと思っている。

作者知っているだろうか。自分の絵が、日本のとあるアパートに飾られていることを。そしてその絵が大きな意味を持っていることを。そのことを想像すると、わたしもまた自分の作品が、国を超えて旅をする可能性に、希望を抱くし、時を超えることを願ってやまない。

link / リンク

a.作 品:不明
b.作 者:Laura Jordan (Delicate Mayhem)

ポスター / Woman Sitting in Blue Dress” by Amedeo Modigliani

アメデオ・モディリアーニのポスター / Woman Sitting in Blue Dress” by Amedeo Modigliani

1.このポスターについて

a.作  者:Amedeo Modigliani / アメデオ・モディリアーニ
b.作  品:Woman Sitting in Blue Dress
c.所  蔵:Moderna Museet, Stockholm, Sweden

1-2.アメデオ・モディリアーニとわたしの物語

このポスターの元となる絵は、所蔵データにあるようにスウェーデンはストックホルムのModerna Museet / ストックホルム近代美術館にある。このポスターはその美術館で買ってきたものだ。2010年だっただろうか、当時はロンドンに住んでいたこともあって、ヨーロッパ周辺を旅するハードルが低かった。モディリアーニの絵に傾倒していた時期だったので、週末を使って。彼の作品を様々な美術館へと観にいったのだが、貸し出し中で展示されておらず、ポスターを買って帰った、という思い出のある作品だ。

このの作品はモディリアーニの中でも好きな作品でいつか本物を観て見たいと思っている。いつか日本に来てくれたらとても嬉しいのだけれど。実物の色合いは一体どんなだろうな。きっと全然違うんだろうな。もっと近くで見たら迫力があるんだろうな。そんなことを思いながら眺めている。

こうして「想像する余地が残されている」という幸せの形もある。
そんなことを教えてくれた絵でもある。

2017年3月25日、思い出深い1日がある。私は仕事でパリにいた。出張最終日であった。その土曜日の午前、ここ数日の天気と打って変わって雲ひとつない晴天。仕事は無事、片付いている。あとはドイツに戻り、もうひと仕事をして帰国という予定だった。

事前に計画はしていなかったが、急に、局所的に、凪いだ海のように、ぽっかりと予定が空いたので、ある場所を訪れることにした。ペール・ラシェーズ墓地 (Cimetière du Père Lachaise ) である。ここにモディリアーニの墓がある。

最寄駅にある地元のサロンで朝食を調達。オレンジで作った自家製ケーキとエスプレッソとテイクアウト。かなりヴィンテージなコーヒメーカーとフレッシュジュースのためのミキサー、そしてレコード (Chick CoreaのReturn to Foreverだった。)が置いてある居心地の良誘うな店だった。

お墓は広大な敷地で、リストを見ると歴史的な偉人達がそこかしこに眠っていた。Édith Piaf(エディット・ピアフ)Oscar Wilde (オスカー・ワイルド)、Jim Morrison (ジム・モリソン)Delacroix (ドラクロワ)Honoré de Balzac (オノレ・ド・バルザック)Marcel Proust, (マルセル・プルースト)Maurice Merleau-Ponty (モーリス・メルロー=ポンティ)など。数え上げればきりがない。モディリアーニのお墓へとまっすぐに向かう。が、なかなか見つからず。友人と手分けして探し、やっと見つけたモディリアーニのお墓を見つける。確かにモディリアーニがこの世にかつていたという証である墓だ。

そこには一本の薔薇とイタリア語で書かれた手紙が添えられていた。今なお、私たちのように彼を訪れる人が絶えないのだろう。

帰りにどうしても立ち寄りたかったFrédéric Chopin (フレデリック・ショパン)のお墓へ。驚いたことにそのすぐ側に好きなピアニストMichel Petrucciani(ミシェル・ペトルチアーニ)のお墓を発見し、驚く。

とても静かな、忘れられないパリの午前。

1-3.日本でモディリアーニの作品が見れる場所

有難いことに日本でモディリアーニの作品を見ることも可能だ。
1.ポーラ美術館蔵 「ルニア・チェホフスカの肖像」
2.名古屋市美術館 「おさげ髪の少女」
3.松岡美術館 「若い女の胸像」


補足として、このポスターを補完するために使用しているポスターフレームについて書いてみる。

2-1.ポスターフレームについて

a.アイテム:Poster Frame / ポスターフレーム
b.メーカー:MUJI / 無印良品

2-2.ポスターフレームとわたしの物語

良いポスターに必要なのは、良いフレームだと思う。なにより作品を邪魔しないフレームを探していた。それが第一。この無印のフレームは透明のため非常にシンプル。不必要な柄や色がないためその存在は一切目立たない。だから作品とぶつからない。

少し割高なのだけれど、わたしが一番求めている部分が完璧にクリアされているので買ってしまった。おかげで気に入っているフレームだ。「存在感のなさ」が最も必要とされたプロダクト、という立ち位置がちょっと面白い。(写真立ても同様の考えで採用しています。)

材質としてはアクリル製のポスターフレームなので耐久性あり。(割れることないと想定。わたし自身、床置きにしているので落とすリスクはゼロ)。なお大きさは縦728mm、横約515mmでB2サイズと呼ばれるものでかなり大きめで、重量はややあります。

使用した範囲でのかすかな欠点は、時間の経過で中のポスターが少しずつズレ落ちて傾いていくこと。手入れを最小限にしたいので、実施したちょっとした工夫としてはポスターの裏におもてから目立たない程度に小さく切った両面テープを使いポスターの四方をフレームに固定しています。

2-3.関連リンク

a.Moderna Museet
Moderna Museet, Stockholm, Sweden ウェブサイト
b.株式会社 良品計画株式会社 良品計画 website