今月のポストカード 2019年3月 Henri Matisse (アンリ・マティス) / Polynesia, the Sky, 1946

Henri Matisse (アンリ・マティス) / Polynesia, the Sky, 1946

postcard 201904 Henri Matisse (アンリ・マティス) : Polynesia, the Sky, 1946

目次

1.このポストカードについて
2.Henri Matisse (アンリ・マティス) ーとわたし

1.このポストカードについて

作 家:Henri Matisse (アンリ・マティス)
作 品:Polynesia, the Sky, 1946

2.Henri Matisse (アンリ・マティス)の言葉

There are always flowers for those who want to see them.
見たいと思う人には, いつでも花はあるのです

An artist must never be a prisoner. Prisoner? An artist should never be a prisoner of himself, prisoner of style, prisoner of reputation, prisoner of success, etc.
芸術家は決して囚人になってはならない 囚人? 芸術家は自分自身の囚人, 様式の囚人,評判の囚人, 成功の囚人,などに決してなるべきではない

3.その他

娘がこのポストカードにすごく興味を示している。折に触れて「取って」と言い、書かれているものを指して「これ何?」と言ったり。写真でなく今後は、娘が興味を持ちそうな絵にしてみようか。そんなことを考えさせてられたポストカードでもある。

今月のポストカード 2019年3月 星野道夫

今月のポストカード 2019年3月 星野道夫

目次

1.このポストカードについて
2.星野道夫とわたし

1.このポストカードについて

作 家:星野道夫
作 品:不明

2016年8月31日に銀座松屋で開催された星野道夫没後20周年展にて購入。

2.星野道夫とわたし

確実に私の人生を形作るひとり。10代の頃から彼の写真というよりは文章に、そしてそこから滲み出る優しさ、厳しさ、そして悠久の時を捉えた視線に心を奪われていた。このポストカードを購入した星野道夫没後20周年展では250ほど作品を見ることができて、すでに既知な作品ばかりであったものの、展覧会という形で、テーマごとや、時系列で一覧するとまた見え方が変わることや、彼が実際にアラスカの村へホームステイをお願いした手紙などが展示されていてえらく感動した。

相変わらず、彼の作品に触れるたびに心を打たれる自分がいて、彼のいない今、私の中に残る彼の感性の確かさを噛みしめる。ファインダーを通して垣間見える彼の眼差しの優しさは、文字通り永遠に消えないのだ。その展覧会では、写真に合わせて星野道夫の言葉が添えられていて、そのメモが残っているので、ここに書き写してみる。

つまり私の場合、写真がずっとあとで、まず自然があった。

この点がいわゆる写真家とは、根っこから違うところであり、星野道夫その人を表していると言っていい。

目に見えるものに価値を置く社会と、目に見えないものに価値を置く社会の違いを思った。そしてたまらなく後者の思想に惹かれるのだった。

この感性が星野道夫を星野道夫たらしめる源泉の1つだろう。そしてアンビバレント思えるであろうことは、彼は目に見る価値に重きをおく、写真を生業にしていたということだが、私の中では十分に成立していて、彼が写真に収めていたのは被写体を通した「悠久の時」であったはずだから。

展覧会の最後のコーナーも忘れられない。私はそこで初めて、「動き、喋る星野道夫」を見たのだ。それはNHKの番組で使用されたというドキュメンタリーのために撮影された動画で、テレビでは使われなかったという映像を流していたらしい。彼の声、動く表情を見て、写真や文章を通してしか知らない彼の姿がより身近なものになった。

最後に、星野道夫の筆跡と思われる字で、出口に次のような言葉が直接壁に書かれていた。

短い一生で

心惹かれることに多くは出合わない

もし見つけたら

大切に

大切に

この言葉に「今の仕事に全力を尽くそう。」ふとそう思うとともに、彼の作品に出会うたびに、もし彼が生きていたら、おそらく撮られていたであろう写真、書かれていたであろう文章、そして変わらなかったであろうその生き方に思いを馳せずにはいられない。

今月のポストカード 2019年2月 Saul Leiter / Snow, New York, 1960

Saul Leiter / Snow, New York, 1960

目次

1.このポストカードについて
2.ソール・ライターとわたし
3.他の作品

1.このポストカードについて

作 家:Saul Leiter ソール・ライター
作 品:Footprint, New York, 1950

2.ソール・ライターとわたし

好きな写真家の1人。Saul Leiter (ソール・ライター、1923年12月3日 – 2013年11月26日)。
このブログのタグラインとして使用している文はソール・ライターの引用だ。

‘The important thing in life is not what you get but what you throw out.’
「肝心なのは、何かを得ることでじゃなく、何を捨てるかだ。」

折に触れて思い出すようにしている言葉だ。

このポストカードは2017年にBunkamura・ザ・ミュージアムで行われたソール・ライター展で購入した。わたしがソール・ライターを知ったきっかけでもある。All about Saul Leiter / ソール・ライターのすべて」のレビューはコチラでです。英語ですが、ソール・ライターのインタビューを見つけましたので、気になる方がいましたらどうぞ。わたしも時間を作って読んでみます。

3.他の作品

postcard 201902 Saul Leiter
作 家:Saul Leiter ソール・ライター
作 品:Footprint, New York, 1950

今月のポストカード 2019年1月 杉本博司 / 海景, Ionian Sea Cesarean I, 1990

ポストカードについて

作 家:杉本博司
作 品:海景, Ionian Sea Cesarean I, 1990

杉本博司の「海景」とわたし

今月のポストカードは杉本博司の「海景」。太古からおそらく変わっていなだろう風景をモチーフとして製作された作品。この風景を見るという意味では過去と繋がれるという、不思議な作品。落ち着く。大きいポスターでもあればいつも部屋にかけておくのにな、と思う。

ちなみにこのポストカードはDas Städel Museumで購入した。ショップでこのポストカードを見つけた時、この美術館にも海景があったのかと驚くも、もう戻って海景を探す時間がなかったから現物が見れていない。もっと時間があるときにいかないとだ。

2005年、杉本博司の「時間の終わり」というエキシビジョンを森美術館へ行った記憶がある。
2016年、東京都写真美術館では「ロスト・ヒューマン」という展覧会を見に行った。
2017年、杉本博司が設計したという直島の護王神社社を訪れた。

どうしても見に行かずにはいられない、そんな不思議な磁力を持った現代アーティストだ。